2020年9月
9月発売のオリジナル写真を探していたらこの写真を目にした。
当時はフイルム撮影、今までの経験をもとに照明やレンズを変えて考えながら写真を撮っていた。
今は画像編集ソフトを使って撮影した画像を加工修正することが多い。
フイルムの場合はどのような写真が撮れているのかその場では確認できない。
フイルム撮影の場合失敗はできないという思いで集中してシャッターを切っていた。その時の場面が脳裏に焼き付いているのでフイルムを見た時に思い描いた光景の写真がここにありました。現像焼き付けをして初めて自分の作品を見ることが出来た時の感動、どのような作品になっているか見るまでの楽しみはフイルム撮影だったかもしれない。
この写真もデジタルカメラでなくフイルムで撮影しました。
通常部屋の撮影はストロボを使用して撮影します。モデルの肌の色が正確に表現されます。部屋の明かりがタングステンライトの場合、ストロボを使用しないで撮影するとこのような写真の仕上がりになります。
タングステンライトの撮影は予想外の色の仕上がりが期待できるので面白いと思っています。時々試みて撮影していました。例えばシーツが赤だったり部屋全体が茶系だったりすると赤が強調されてこのような写真に仕上がることが多いのです。フイルム使用の場合、このような効果がありました。